爪水虫や水虫だと勝手に自己診断しないで

それって本当に水虫ですか?自己診断は危険です!

梅雨時

特に梅雨時から初夏にかけてのジメジメした季節に多くなるのが水虫です。

 

「足が痒い」、「小さな水ぶくれがたくさんある」、「皮がポロポロめくれる」などの症状が出て、水虫になってしまったと思う方もいるでしょう。

 

しかし、待ってください!それって本当に水虫ですか?

 

『水虫だと思っていたけど実はただの皮膚湿疹だった』、『自己判断で市販の水虫薬を使っていたけど、そのせいで皮膚がかぶれてしまっていただけだった』、などという話はよく聞きます。

 

[痒い・皮膚が赤くただれている・水ぶくれができている]などの症状は、イコール水虫ではありませんよ!
逆に痒くない、自覚症状の出ない水虫だってあるんですから。

 

おかしいなと思ったら、まずは皮膚科を受診することが基本です。

調べなければ分からない!水虫に似た症状の病気はたくさんあります!

専門医だって困難な水虫の診断

症状を見ただけで、水虫だと診断することは、専門医にだって困難です。
なぜなら水虫と症状が似ている病気は、他にもたくさんあるからです。

 

水虫だと断定するには、皮膚の一部を採取して、顕微鏡検査を行い、白癬菌の有無を調べる必要があるんですね。

 

顕微鏡検査の際の注意点

病院で水虫の検査をする前に、市販の水虫薬を1〜2週間くらい使っていた場合、顕微鏡検査で白癬菌が検出されないことがありますので、検査前の2〜3週間は薬の使用を中断しておくと、正確な診断ができます。

 

特に爪水虫の場合、治療期間も長く、治療費も高額になるため、事前にしっかり検査をして、水虫であることを確認する必要があるのです。

 

水虫と似た症状の病気

急性湿疹
皮膚のブツブツ、小さな水ぶくれ、赤くただれる、白い粉をふいたようになる、などの症状が、急性に起こって痒みを伴います。

 

接触性皮膚炎、感染性皮膚炎、また皮膚を掻きむしることが原因になることがあります。疑わしい原因に添って、治療を開始していきます。

 

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎
いわゆる『かぶれ』です。

 

原因は多岐に渡っていて、毛染めやパーマ液、海老やカニなどの食品、ニッケルやクロムなどの金属、その他植物、薬、日用品全般などです。

 

汗疱性湿疹(かんぽうじょうしっしん)
手のひらや足の裏などに汗をかきやすい人に多く発症します。
汗を原因としていて、あせもに似た湿疹や紅斑や痒みの症状を引き起こします。

 

皮膚カンジダ症
常在菌であるカンジダ菌が繁殖することで引き起こされる皮膚疾患です。
紅斑や小さな水ぶくれができることもあり、症状が水虫と似ています。

 

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
ウミが溜まった膿胞が手のひらや足の裏にできる病気です。
痒みを伴うこともあり、慢性で難治性の病気です。

 

爪水虫と似た症状の病気

厚硬爪甲
爪が徐々に分厚くなる症状で、老化によって代謝が悪くなることで引き起こされるのが、厚硬爪甲です。

 

病気や水虫などの感染症でもありません。

 

スジ爪
爪に縦にスジが入ります。加齢による老化現象を原因とし、予防するのは難しい症状ですが、ヤスリで削ることで目立たなくすることはできます。

 

また、乾燥や血液循環が悪いときにも起こりますので、マニキュアの使用を控えたり、保湿ケアをすることで症状が改善することもあります。

 

悪性黒色腫

爪部の悪性黒色腫(メラノーマ)
皮膚にできるがんの一種で、メラニン色素を作る肌の細胞が悪性化することで起こります。

 

爪にできると、茶褐色や黒い縦線ができてきます。

 

まとめ

このように水虫や爪水虫に症状が似ている病気はたくさんありますので、自己判断で水虫だと決めつけて、自己流で治療をすることは、症状の悪化にも繋がりかねません。

 

さらに、ネットでは爪水虫治療用の内服薬を購入できるサイトもありますが、定期的な血液検査をしないまま内服し続けることは、肝機能障害や血液疾患の副作用の判断ができず非常に危険ですから、絶対にしないでください。

 

水虫や爪水虫は、昔のように治らない病気ではなくなりました。
しかし、治療には根気や継続が不可欠となり、費用も決して安くはありません。

 

治療に際しては、必ず皮膚科での顕微鏡検査を実施して、原因に添った適切な治療を行うことが大切です。

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