水虫放置のリスク!二次感染や合併症の恐怖とは?

水虫の放置は危険!二次感染の恐怖とは?

水虫放置のリスク

水虫になるとその90%に痒みが出ると言われています。その他の症状としては小さな水ぶくれができたり、指の間がジュクジュクしてきます。

 

最善はこの初期の段階で病院で検査を受けることです。見た目だけで水虫と判断するのはお医者さんでも難しいことですから、顕微鏡検査をして原因菌を特定することが必要になってきます。

 

そのうえで適切な薬を使って治療すれば、水虫は数週間で完治させることができる病気です。

 

 

しかし…
中には、たかが水虫と、放置してしまう方もいますね…

 

水虫は放っておくとどんどん症状が悪化していき、最悪の場合二次感染のリスクまであります。

 

特に糖尿病の方が二次感染を引き起こすと、深刻な状況になることもあるので注意してください。

水虫を放置するとどうなる?

水虫放置のリスク

実は無症状型といって、白癬菌が角質層のごく表面にとどまっている場合、免疫反応が生じないために症状も病変も存在しないことがあります。

 

このようなケースでは放置されることが多い水虫ですが、中には症状が出ているにもかかわらず治療しない方もいます。

 

では、水虫を放置することで、どのようなことが起こるのでしょうか?

 

症状が進行し治りにくい水虫になる

まず起こるのが、水虫が足全体に広がり症状が広範囲に出ます。

 

これにより、病変への薬の塗り残しが起こるようになり、完治が困難になったり、時間が掛かったりしますし、治ったと思ってもどこかに菌が潜んでいて、再発したりします。

 

白癬菌のキャリアーとなり感染を広げる

無症状型の場合、無自覚なキャリアーとなっていることがありますが、治療しないで放置している人は、白癬菌を周りにばら撒いていることを認識してください。

 

最も感染リスクが高いのは一緒に生活している家族です。

 

しかし治療をスタートして薬を塗り始めだけで、家の中にまき散らされる白癬菌の量はぐんと減りますので、まずは治療を始めることが大切です。

 

爪水虫になる

白癬菌が爪の中に感染すると、水虫の中で最も完治が困難だと言われている爪水虫(爪白癬)になります。

 

爪の中や下には薬が浸透しにくいため、塗って治すお薬が効きにくいという難点があり、内服治療への切り替えが必要となりますが、内服薬は肝機能障害や血液疾患の副作用が出やすいこともあり、使用には細心の注意が必要となります。

 

白癬菌に対してアレルギー反応を起こす

水虫によって長らく白癬菌にさらされていると、白癬疹という白癬菌に対するアレルギー反応が起こることがあります。

 

発疹や水ぶくれが全身にできるようになり、症状が酷い場合は、アレルギー反応を抑える副腎皮質ホルモンでの治療が必要になることもあります。

 

細菌の二次感染が起こる

水虫は皮膚の表面で繁殖しますが、そこから深部の真皮や脂肪組織に黄色ブドウ球菌などが感染することがあります。

 

蜂窩織炎

蜂窩織炎

蜂窩織炎は毛穴や傷口から黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込んで、皮膚の深部から化膿する感染症です。

 

足の甲からすねにかけて赤く腫れ、痛みが出ます。また発熱、関節痛、寒気などの症状が出ることもあります。

 

蜂窩織炎を引き起こす細菌の侵入のきっかけは、水虫の場合が多いと言われています。

 

リンパ管炎

溶血性連鎖球菌やブドウ球菌が、リンパ管内に入り込んで炎症を引き起こす病気です。

 

40度近くの熱が出ることもあり、悪寒と倦怠感を生じます。リンパ管の炎症が中枢にまで広がるとリンパ節炎を引き起こして、首やわきの下、また足の付け根が腫れてくることがあります。

 

壊疽

組織の細胞が壊死することで、腐敗して悪臭を放つ状態です。

 

糖尿病や血行障害の人は、皮膚の間隔が鈍くなることで、知らず知らずのうちに症状が進行し、足の切断にまで進展する恐れもあります。

 

 

水虫は早期治療が大切

水虫は自然治癒しませんから、放置することで症状はどんどん悪化し、本当に深刻な状況に追い込まれることもあります。

 

昔と違って今は、薬の進歩が進んでいて、水虫は治らない病気ではなくなりました。むしろ初期の水虫であれば簡単に治ってしまいます。

 

放置すればしただけ、治療期間も長くなってしまうので、ぜひ早期治療されることをお勧めします。

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