爪水虫で皮膚科を受診すると勧められる外用薬での治し方

爪水虫で皮膚科を受診したときの治療法の選択肢_外用薬

爪水虫外用薬

皮膚科を受診して爪水虫と診断を受けた場合、治療の第一選択は効果を考えて、内服治療が勧められます。

 

しかし抗真菌剤の内服薬は、肝機能障害や血液疾患の副作用が出ることや、治療期間が長期に及ぶこと、また治療費が高額になるなどのデメリットを考慮して、外用薬で治療を開始することも多くなってきています。

 

従来、硬く分厚い鎧に覆われているような爪水虫を、外用薬によって有効成分を爪の下の奥深くに潜んでいる白癬菌に届かせて治療することは、不可能と言われてきました。

 

しかし2014年にクレナフィン爪外用液が、日本初の外用爪白癬治療剤として認可されて以来、外用薬での爪水虫治療は、その効果が高まっています。

 

足の爪は手の爪と比べて伸びるスピードが遅く、1か月に1.5mm程度しか伸びません。従って、白癬菌に侵されていない爪に、完全に生え変わったところを完治とするなら、爪水虫が完治するには半年〜1年以上かかることになりますので、治療には根気が必要です。

認可されている爪水虫専用の外用治療薬は2種類

1、クレナフィン爪外用液

 

クレナフィン爪外用液

 

有効成分と効果

2014年に日本初の外用爪白癬治療剤として認可されたのが エフィナコナゾールを有効成分とする、クレナフィン爪外用液です。

 

クレナフィン爪外用液は白癬菌に対して高い殺菌力があり、爪の成分であるケラチンとの親和性が低いので、爪甲での透過性に優れているので、爪表面に塗ると、爪甲や爪床において殺菌作用があります。

 

副作用

ほとんどの外用薬と同様に、皮膚炎になることがあります。

 

薬価と内容量

クレナフィン爪外用液は1本(3.56g)約6,000円で、自己負担額は1,800円(3割負担)と高額です。4週間で使い切ることが推奨されていて、月2本までが保険適応という制限があります。

 

内容量は1本3.56gとあまり多くなく、1〜2本の爪であれば4週間はもつと思いますが、それ以上であれば、月に2本ほど必要になるかと思われます。

 

使い方

1日1回入浴後に、爪全体と爪の両脇、また爪の先端の皮膚との境目に塗布します。
容器の先端がハケになっているので塗りやすくなっています。

 

 

 

2、ルコナック爪外用液

 

ルコナック爪外用液

 

有効成分と効果

ルコナック爪外用液はルリコナゾールを有効成分としていて、白癬菌に対して強力な抗真菌活性を示します。
爪への浸透性に優れていて、爪全層で高い薬物濃度で殺菌できます。

 

副作用

ほとんどの外用薬と同様に、皮膚炎になることがあります。

 

薬価と内容量

ルコナック爪外用液は1本(3.5g)薬3,500円で、自己負担額は1,050円(3割負担)となります。使用期限は3年です。

 

内容量は1本3.5gとあまり多くなく、クレナフィン爪外用液と同様に、1〜2本の爪であれば4週間はもつと思いますが、それ以上であれば、月に2本ほど必要になるかと思われます。

 

使い方

1日1回入浴後に、爪全体と爪の両脇、また爪の先端の皮膚との境目に塗布します。

 

 

外用薬での爪水虫治療まとめ

現状、全爪型の爪白癬では、内服治療が有効であることに変わりないですが、部分的な爪白癬や表層型の爪白癬では、使用方法を工夫することで、外用薬でも十分な効果が期待できます。

 

例えば、入浴後汗が引いたらよく乾燥させて早めに塗布したり、1日1回の使用のところを数回に増やすことで、治療効果が高まると思われます。

 

軽度の爪白癬であれば、外用治療から始めてみてもいいでしょう。
しかし数か月使っても治療効果が不十分であれば、内服治療に切り替えたほうがいいかもしれません。

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