爪水虫で皮膚科を受診すると勧められる内服薬での治し方

爪水虫で皮膚科を受診したときの治療法の選択肢_内服薬

爪水虫

足や手の爪が白く濁ってきたり、だんだん分厚くなってきたなどの異常を感じた時は、早めに皮膚科を受診されることをお勧めします。

 

原因の一つとして考えられるのは、【爪白癬】です。いわゆる爪水虫ですね。

 

病院では、爪や皮膚の一部を削って、顕微鏡検査をして、白癬菌の有無を調べます。検査はその場でやってもらえますので、すぐに原因が分かります。(検査前に市販薬を塗っていると、爪水虫であったとしても白癬菌が検出されないことがあります。検査前の2〜3週間は薬を塗らない方がいいでしょう。)

 

検査で原因が爪白癬だと分かれば、あなたの体調や水虫の状態などを考慮し、最適な方法によって治療が開始されます。

 

ここでは、病院での一般的な内服治療についてご紹介していきます。

爪水虫治療の病院での第一選択は内服治療とされている

爪水虫治療

従来、白癬菌が爪の下の奥深くにまで入り込んでいる爪水虫は、内服薬(飲み薬)での治療を第一選択とするのが原則となっています。

 

しかし内服薬での治療は、値段が比較的高いことや、長期的にお薬を服用しなければならなかったり、まれに肝機能障害や血液疾患の副作用が出ることがあるので、治療法を決める際は自分に最適な方法をお医者さんと相談し決定してください。

 

内服薬にはラミシール錠とイトリゾール錠の2種類があり、治癒率はともに70〜80%です。

 

爪水虫治療_2種類の内服薬の比較

 

1、ラミシール錠(テルビナフィン)

 

爪水虫治療

 

1日1回1錠、約6か月間、毎日服用。
通院はおおむね4週間に1度で、その都度血液検査が必要。

 

メリット

  • 併用禁止薬が少ない
  • イトリゾールよりも効果が高い印象

デメリット

  • 肝機能障害や血液疾患の副作用が出ることが数%ある
  • 治療期間が長いので途中で挫折しやすい
  • 通院回数、血液検査回数が多いので、治療費は高くなる

 

2、イトリゾール錠(イトラコナゾール)

 

爪水虫治療薬

 

最初の1週間は1日2回、朝夕4カプセルずつ服用し、そのあとの3週間は休薬。
これを1クールとして、全部で3クール繰り返す。(パルス療法)
治療期間は約3か月。
通院は4週間に1度のペースで3回で、治療前後に2〜3回の血液検査を行う。

 

メリット

  • ラミシールよりも、肝機能障害や血液疾患の副作用のリスクが少し低い印象
  • 治療期間が短いので、治療を完結できる可能性が高い
  • 通院回数、血液検査回数が少ないので、治療費が割安

デメリット

  • データ上、ラミシールと効果は同等、もしくはわずかに劣る
  • 併用禁忌の薬が多い
  • 1週間分の薬代は薬1万円(3割負担で)

 

内服治療まとめ

爪水虫の内服治療では、どちらの内服薬を使っても、肝機能障害や血液疾患の副作用を起こす可能性が数%ありますので、定期的な血液検査が必要となります。

 

治療費には薬代だけではなく、診察料や血液検査料、交通費などが掛かってきますので、治療費のトータルは、3割負担の方の自己負担分で、3〜4万円くらいになるのではないでしょうか。

 

薬の内服期間はラミシール錠で約6か月、イトリゾール錠で約3か月なので違いがありますが、爪は1か月に約1.5mmずつ伸びながら、キレイな爪に生え変わっていきますので、見た目もきれいなることで完治とするならば、どちらのお薬でも完治までの期間は同じ、ということができます。

 

治療費は決して安くはないですが、私の経験上、爪水虫が完治することの幸福感は、通院や費用の負担の大きさと比べても、余りあるほどの価値を感じることができます。

爪水虫最強ジェル


爪水虫最強ジェル

関連ページ

爪水虫で皮膚科を受診したときに勧められる外用薬
爪水虫で病院に行くと、内服薬で治す、外用薬で治すが、またはその両方を使って治す、という選択肢があります。どの治療法を選んだらいいのかは、症状や状態、体調などによって違ってきます。ここでは外用薬について書いています。
本当に治る?爪水虫の治療に効果のあるレーザー治療とは
治りにくい爪水虫にお悩みの方は本当に多いです。内服薬や外用薬での治療で、納得のいく効果を得られていない方には、実はレーザー治療という方法もあるんですよ。これはレーザー光線の熱で白癬菌を殺菌するという方法なんです。
爪水虫の自宅治療で外用薬と併用すると効果が高いODT療法(密閉療法)とは
爪水虫を外用薬を使って自宅で治す場合に、薬の効果をより高めるために併用する、ODT療法(密閉療法)という方法があります。ラップなどを使って爪を柔らかくすることで有効成分を浸透させやすくする方法です。
親指の爪白癬の治療に最適なキャップオンネイルテラピーとは?
足の親指の爪白癬を治療する方法にキャップオンネイルテラピーという方法があります。この方法は親指の爪に、高濃度の抗真菌剤を染み込ませたキャップを付けた状態で、1日放置して有効成分を浸透させる方法です。
市販の水虫薬の正しい選び方!スイッチOTCとは?
市販の水虫薬って本当に種類が多くて、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね?水虫薬を選ぶポイントや成分、最近よく聞くようになったスイッチOTCについて解説しながら、正しい市販薬の選び方について書いています。
スイッチOTCによる市販薬の進歩を知って水虫薬を選ぶ方法
市販の水虫薬はスイッチOTCによって日々進歩しています。安全面を重視した今までの市販薬は、効かないというイメージがあるかもしれませんが、医師の判断でしか使えなかった成分を含んだ薬の登場によって、市販薬での水虫治療は劇的に効果的になりました。
爪水虫治療の内服薬での治癒率や特徴とは
爪水虫の治療はしばしば、内服薬でしか治すことができないと言われます。内服治療の治癒率も70〜80%と高く、かなり確実な治療法であると言うことができます。では内服薬で治らないのはどのような場合なのでしょうか?また内服治療のデメリットについて考えてみます。
塗って治せる爪水虫のお薬_クレナフィン爪外用液の治癒率
爪水虫治療に内服治療ができない方や望まない方でも、安心して使えるクレナフィン爪外用液。使い方や効果、治癒率などをご紹介します。現状クレナフィン爪外用液は病院でしか処方してもらうことはできません。
爪水虫の治療法まとめ_5つの方法をご紹介します
爪水虫の治し方についてまとめました。病院で治す、自宅で治す、レーザー治療で治すなど、方法はいろいろです。自身の体調や考え方に合った方法を選んで治療しましょう。ここでは5種類の治療法についてご紹介しています。
爪水虫の治療は爪を削ることで外用治療の効果が高まります
爪水虫の外用治療を行っている方で、お薬の効果を十分実感できない方は、爪を削ることで外用薬をしみ込ませやすくする方法があります。爪水虫になると爪が白濁して分厚くなるので、外用薬がとても浸透しにくいのですが、できるだけ削ることで有効成分を浸透させます。
水虫薬の比較は無意味?口コミを当てにしない水虫薬の選び方
水虫を市販薬で治療する場合、薬局にはたくさんの種類の薬があるため、どの薬を選んだらいいのか迷ってしまいます。しかしネットで市販薬の比較サイトを見たり、口コミ情報やお勧めサイトをチェックしたりしても無駄だということはご存知でしょうか?ここでは正しい水虫薬の選び方についてご紹介していきます。
水虫の市販薬でおススメは?爪水虫にも効くの?選び方もご紹介します!
水虫を自宅で自分で治療する場合におススメの薬はどれ?薬局にはたくさんの薬があって、どれを選べばいいのやら…市販の水虫薬選びのポイントは?また爪水虫にも効果はある?など、市販の水虫薬についての疑問を解消します!
クレナフィン爪外用液の効果や治癒率や副作用について
日本で初めて、爪水虫専用の外用薬として厚生労働省から認可を受けたのが、クレナフィン爪外用液です。それまでの爪水虫治療は内服治療が主流だったのですが、クレナフィン爪外用液の登場で外用治療の選択肢も増えたことになります。ここではクレナフィン爪外用液の効果や治癒率や副作用についてご紹介します。
ブテナロックVαが効かない原因と対処法_おススメの薬は?
ブテナロックを使って水虫を自宅治療していても、なかなか効果が現れないこともあるでしょう。ブテナロック自体は最新の抗真菌成分を配合しているので、効果が期待できるお薬です。ここではブテナロックが効かない理由と、対処法についてご紹介します!

 
爪水虫や水虫の治療法や薬 爪水虫や水虫の原因や症状 爪水虫や水虫の予防法やケア 爪水虫を自分で治す方法 妊娠中の水虫・爪水虫治療や予防 お勧め治療薬ランキング